おいしい水 と まずい水 は何が違うのか

おいしい水 と まずい水 水・ミネラルウォーターの基礎知識
おいしい水 と まずい水

水のおいしさ  おいしい水 と まずい水 は何が違うのか についての情報です。日本には、全国各地に おいしい水 が湧いています。名水といわれる湧き水の場所へ行き、そこで清水を飲んだときには水がとてもおいしくて、自宅に戻ってきて家庭の水道水を飲んだときにいまひとつだったり、まずいと感じるのはなぜでしょうか。これらは何が違うというのでしょう?

水のおいしさを左右するもの おいしい水 と まずい水

水の味というのは、不純物が入っているかいないか、水の中にとけているミネラル成分とそのバランス、水温、飲んだときのその人の健康状態など、さまざまな要因や条件で変わってくるものです。

名水といわれる水の湧く場所で飲む清らかな水の多くは、雨や雪が長い時間をかけて大地にろ過されることで不純物が少なく、地層のミネラルがバランスよくとけ込むことによって水に甘みや味わいなどが出てくるのです。
また、適度な運動をした後などでは、身体を動かすことによって体温が上がり、のどが渇くという条件が揃って、水がおいしいと感じる、ということもあります。
家庭の水道水がそれほどおいしくなかったり、まずかったり感じるのは、安全な水を各家庭に届けるために、消毒がおこなわれ、塩素やカルキといった不純物が混入しているため、匂いや味が損なわれていることが理由です。

水のおいしさ おいしい水 と まずい水

水のおいしさ おいしい水 と まずい水

それでは、水のおいしさを左右するものには何があるでしょう。

味わい

おいしい水は、さっぱりとした、清らかで爽やかな味わいを持つことが一般的です。これは一般的に新鮮で清潔な水に関連しています。まずい水は、異臭や異常な味わいを持つことがあります。これは通常、水の汚染や処理の問題によるものです。

ミネラル含有量
ミネラルは、水に含まれる微量栄養素です。ミネラルには、体にさまざまな作用があるとされています。例えば、カルシウムは骨や歯の形成に、マグネシウムは筋肉の働きに、ナトリウムは体内の水分バランスを保つことに役立ちます。

ミネラルも正しく表現すると不純物の一種ではありますが、バランスがよければ水にうまみや甘味、味わいといったおいしさを与えます。ただし、ミネラルの中でもマグネシウムやカルシウム、カリウムの量が多いと硬度の高い水となります。また、ミネラルが多すぎる場合、健康のためには良い水ですが、人によっては苦味を感じたり、まずいと感じるようになります。

炭酸ガス
ほとんどの水には、微量の炭酸ガスがとけ込んでいます。炭酸ガスの割合が多いものは、炭酸水(スパークリングウォーター)となります。適度の炭酸ガスが含まれている水は、シュワシュワした飲み口が爽やかです。

におい
もともと水は、においの成分を溶かしやすい性質があります。ですから、ちょっとしたにおいでもすぐにうつってしまいます。
カルキの臭いやカビの臭いなどが水にうつると、水がおいしくない原因になります。逆にレモンの香りや花の香りなど、水そのものの味わいだけでなく、おいしさの要素とフレーバーを加えることもあります。

  • おいしい水は無臭または非常に軽微な自然な香りを持つことが一般的です。
  • まずい水は異臭を持つことがあり、これは水の品質に問題があることを示す兆候となります。

水に含まれる不純物
水の味が損なわれてしまうもうひとつの原因が不純物による雑味です。マンションなどの集合住宅では、貯水タンクに水をためるためカビや藻などが発生しやすく、不純物が混入しやすいといえます。

自宅の水がまずい(おいしくない)場合の対策

水がおいしくない原因となっている不純物をのぞくことが大前提となります。ただ、暮らしている地域の環境なども影響してくるので、水道水の調整が難しい場合もあります。そんなときには、ピッチャータイプの浄水器を利用するのもおすすめです。手軽においしい水を飲むことができます。

おいしい水とまずい水の違いは、主に味わい、品質、見た目、香りなど、水の特性に関連しています。健康や飲み物の品質に影響を与えるため、水の選択は重要です。

おいしく水を飲むコツ についてはこちら

日本の水道水も危険? はこちら

 

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