水にこだわりだすと、誰でも海洋深層水という水に到達します。
海洋深層水とは一体どんな水なのでしょうか?海水は、その深さによって呼び方が異なります。
● 水深200mまでが表層水
● 100mまでが中層水
● 1000~6000mまでが深層水
● それ以下なら超深層水
このように呼ばれています。
川や湖は表層水の仲間で、太陽の光によって水温が変化します。中層水ではわずかに届く光によって光合成が行われ、バクテリアが発生します。このあたりの水温は、平均して約15℃です。しかし、深層水になると、太陽の光はほとんど届きません。水温は約10℃でバクテリアも激減します。
さらに、光を通すことのない超深層水は、水温5℃の深海に存在します。
大気によって汚染されることもなく、海水中の養分をエサにする生物もほとんどいません。また、高密度で冷たい水はミネラル成分が安定した状態で熟成されています。
一口に深層水といっても、いろいろあります。
特に最近では、海の汚染も進んでいますから深層水といっても本当にピュアな水でないのが現状です。
また、その深さによって水の質にも違いが生まれます。深ければ深いほど有害物質を含まない水の可能性があります。それをふまえて考えると、ハワイ島・コナの海洋深層水は深海から約5万kmの非常に良質の水です。