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体にいい水の条件 | クラスターが小さい水

クラスターとは?

健康にいい水、おいしい水の宣伝にはよく「クラスターが小さい水」というコピーを目にします。主に「クラスターの小さい水は体内で吸収されやすく、新陳代謝をより活発にする」という理由が書かれています。

いい水であることの条件にクラスターが小さいことが挙げられます。クラスターとは、「房・束・群」などを意味する言葉です。水の分子がいくつか集まって、ぶどうの房のように固まったものが水のクラスターと呼ばれます。

何がいいかというと小さいクラスターの水であればあるほど細胞に水を効率よく採り入れやすくなるのです。浸透を高めるために、化粧水にもクラスターの小さい水が使われていることからもクラスターの小さいことの意味がわかります。

水(ミネラルウォーター)を飲むとトイレが近くなったり、むくみやすいなどの症状が出る場合にも冷え以外に気をつけることは、クラスターの小さい水(ミネラルウォーター)を飲み、体に吸収されるようにすることが大切です。吸収される前に排泄されてしまう…いわゆる水が素通りしていしまっている場合は水補給にもなりませんし、よい水を飲んでいても効果を感じられないでしょう。

しかし、水(ミネラルウォーター)の分子はお互いがくっつきやすい性質を持っているので、大きなクラスターを形成しやすく、水(ミネラルウォーター)を沸騰させるだけでもクラスターは大きくなります。
もともと水道水のクラスターは大きいので沸騰させてしまうと吸収力が落ちてしまいます。

体にいい水の条件 | 海と同等のミネラルバランス

いい水、いいミネラルウォーターの条件のひとつに含有ミネラルのバランスがいいこと、つまり海と同等のミネラルバランスが挙げられます。ミネラルというと水の硬度をイメージしがちですが、水の硬度はカルシウムとマグネシウムの含有量だけで決まりますから硬度ばかりを気にしていても仕方ありません。大切なのは必須ミネラルをバランスよく摂取することです。
ミネラルは多い順に

  • カルシウム
  • リン
  • カリウム
  • 硫黄
  • ナトリウム
  • 塩素
  • マグネシウム
  • 亜鉛
  • セレン
  • マンガン
  • ヨウ素
  • モリブデン
  • コバルト
  • クロム

などがあります。
これらは必須元素と呼ばれ生命の維持には欠かせないものとなっています。
人間の体は、主要元素と呼ばれる

  • 炭素
  • 水素
  • 酸素
  • 窒素

でその9割以上が構成されています。ミネラルとは残りの数パーセントの成分の総称です。
海に囲まれた日本では、かつては海産物からミネラルを摂取していましたが、食生活の変化から今では、慢性的なミネラル不足状態になっています。
地球上の生命体は「原子海洋」の中で生まれ、何億年という時の中で少しずつ進化を繰り返し、一部は海から陸へとあがりそこで命を育むまでに至りました。
すべて生命体の根元は海の中にあり人間は体の中に海を持っているのです。
それは、血液中のミネラルの組成が海水とほとんど同じことが示しています。血液から血球成分を取り除いた残りの成分である

  • カルシウム
  • カリウム
  • ナトリウム

などの比率が海水とほとんど同じなのです。
海水はとてもしょっぱく塩分が高い水ですが、もし人体に含まれるミネラル濃度が海水よりも低かったとしたら海水浴をしている間に体から水分がぬけていってしまうことになります。
人間の体は6割が水ですが、海もまた地球の約7割を占めています。
生命を誕生させた海のミネラルバランスは、人間の体にとっても神秘的にリンクしているようです。

水不足による不快な症状(便秘・花粉症・ひざに水がたまる)

体内の水分が不足することで私たちの体にはさまざまな悪影響があり、不快な症状が現れることがあります。 水不足による不快な症状 について紹介します。

第一次予防としての水分摂取

病気の一次予防となるのは、食事や運動など自分自身でできることです。とても大切な情報となりますのでまずはご覧ください。 一次予防など病気の予防の考え方についてはこちら

ところで、便秘・花粉症・ひざに水がたまる、といった症状はありませんか。こういった症状は、水不足によるものの可能性もあります。

水不足による不快な症状

【便秘】
便秘には水分不足が関係しているケースがあります。便秘の状態では、便の水分が腸壁に吸収されてしまい、便が固くなってしまうのです。これが原因となってますます排便が困難となり、その結果、便秘になってしまうのです。便秘は病気ではないのだから…と軽く見ていると、痛い目にあいます。便秘を放っておくと腸内環境が悪化し、さまざまな腸の病気を引き起こしてしまうのです。

こうならないために、まずは水(ミネラルウォーター)を積極的に摂取し、一次予防に努めることです。便の水分量を増やすことで宿便の解消に役立ちます。また、水分量の増えた便は、スムーズに腸内を移動できるため、規則正しい排泄になります。特に、起床時に飲むコップ一杯の水(ミネラルウォーター)は腸を活発にします。

【花粉症】
花粉症は、目や鼻の粘膜が乾燥することで発症しやすくなります。昔と比べて現在は花粉症の患者さんはとても増えましたが、花粉症がこれほどまでに騒がれることがなかった時代、日本人は水やお茶などで水分を十分に補っていました。やがてコーヒーやジュースなどを好んで飲むようになると、知らないうちに水分そのものの摂取量が減っていることが、花粉症を増やしている原因となっています。こ

【ひざに水がたまる】
ひざに水がたまるのも、水分不足が一因かもしれません。ひざの中には関節液と呼ばれる液体が入っているのですが、これは加齢とともに減少していきます。水分不足は老化につながり、皮肉にも関節液が減るとその不足分を解消するために、ひざに水がたまるというわけです。