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お茶に合う水 お茶をおいしく飲む ミネラルウォーター

お茶に合う水 お茶をおいしく飲む ミネラルウォーターがあります。せっかく飲むお茶にはどんなミネラルウォーターが合うのでしょうか。

お茶をおいしく入れる 軟水

日本茶、紅茶、中国茶のいずれも基本的にうまみ成分のグルタミン酸、甘味成分のテアニン、渋味成分のタンニン、茶葉の繊細な香りを楽しむというデリケートな飲み物です。
通常、お茶のうま味を存部に引き出すためには、中ぐらいの軟水(約50mg/L)が適しているとされています。
硬度が高すぎる場合、タンニンが抽出されにくく、逆に硬度が低すぎると香りが出にくくなるからです。
ただし、お茶をおいしくいれるためには、水(湯)の温度も大切です。
日本茶(煎茶)であれば少し低めの80度前後だとおいしさを十分に引き出せます。紅茶や中国茶なら沸騰した湯でいれるのが最適とされています。

紅茶は硬水と軟水を使い分ける

お茶は軟水が適していますが、紅茶の場合は、硬水でいれてもまずくならないケースがあります。
紅茶は軟水でいれると水色は淡く、味と香りが強くでます。
逆に硬度の高い水で入れると、水中のカルシウムなどの影響で水色は濃く味と香りはマイルドに仕上がります。
お茶に最適な硬度

日本茶
煎茶…硬度約30~45mg/L
ほうじ茶…硬度約20~40mg /L
抹茶…硬度約 40~95mg /L
硬度10以下の軟水は、苦味、渋味を強く感じるようになり
不向きです。
中国茶
ウーロン茶…硬度約50~300mg/L
緑茶…硬度約20~40mg/L
プーアル茶…硬度約 20~40mg/L
紅茶
ダージリン…硬度約 50~200mg/L
セイロン…硬度約 50mg/L 前後
アッサム、ウバ… 硬度約50~100mg/L

水の上手な飲み方・使い方

おいしく水を飲むコツ

水が体にとって欠かせないものであることはわかっても 無味無臭 の 水はそれほど飲みたい欲求がわかないかもしれません。そこでおいしく水を飲むコツ を紹介します。

人間の味覚は、温度に大変敏感で、甘味をもっとも感じるのはちょうど体温ぐらいの温度、およそ36度と言われています。

しかし甘味を感じる温度が36度といっても生温かい水がおいしいわけありません。

温度 がおいしさのキーポイント おいしく水を飲むコツ

おいしく水を飲むコツ

おいしく水を飲むコツ

カラカラにのどが渇いている時にキンキンに冷えた水は飲む爽快感は誰にも至福のひとときです。
ところがこれは本来はNGです。

人間の味覚は、温度に大変敏感で、甘味をもっとも感じるのはちょうど体温ぐらいの温度、およそ36度と言われています。

しかし甘味を感じる温度が36度といっても生温かい水がおいしいわけありません。心地よく感じる冷たさは、5度~12度と言われています。
逆にあまり冷たすぎると胃腸にも負担がかかり水の甘味を感じることはできません。
一番水がおいしいと感じる適温は、15~18度です。ただし、この温度は軟水の場合の温度で、硬度が高い水ほどミネラル分も豊富に含まれるため、人によっては雑味を感じるようになります。好みでもう少し冷たく冷やしてもいいでしょう。

スパークリングタイプは冷やす

通常のミネラルウォーターは室温程度が最もおいしく飲めますが、炭酸が含まれた発泡性ミネラルウォーターは、冷たいほうが炭酸の刺激が舌に残りにくいといえます。
室温より若干冷やした8度~12度くらいが適温です。
またこのタイプのミネラルウォーターは脚のついたグラス(ワイングラスなど)で飲むと手の温度が伝わるのを防ぐことができます。

おいしい水の飲み方

水の性質によって飲み方をかえると本来もつ水のおいしさを十分に引き出すことが出来ます。

軟水
・温度…15~18度
・飲み方…常温がおすすめ。
ミネラルが少ない軟水は味わいが大変に繊細です。常温で飲むとほのかな甘味や天然水本来の味わいを楽しむことができます。夏場は軽く冷やすとてもおいしいです。
硬水
・温度…12~15度
・飲み方…軽く冷やして
ミネラルが豊富な硬水は、味わいやこくがしっかりしています。好みにもよりますが、塩けや苦みを感じやすいので軽く冷やと飲みやすくなります。
スパークリング
タイプ
・温度…8~12度
・飲み方…少し冷やして
スパークリングタイプは炭酸の刺激があるのでぬるいとおいしく味わえません。少し冷やすことで炭酸の刺激と味わいを楽しめます。ワイングラスなどの脚のついたグラスを使用すると温度変化もなく
おいしく飲むことができます。

水の上手な飲み方・使い方

都会の水道水がおいしくないわけ

カルキが入っていない水は法律違反

都会の水道水はどうしても「まずい」というイメージがありますが、その原因となっているのが「カルキ」です。
カルキというのは、石灰に塩素を吸着させたもので水に溶かすことで殺菌する働きがあります。
塩素は、水の中の汚れや細菌と反応すると消えてしまうため、水質のよくない都会ではどうしてもカルキの量が増加し結果、臭くてマズイ水になるのです。

カルキの量を減らせば、おいしい水になることはわかっているのに、なぜおいしくない元のカルキを入れるのでしょうか?

その理由は日本では、蛇口の先にまで塩素が残っていなければ法律違反になります。
さらに都会のように浄水場から家庭に供給されるまで、水道管の距離が長かったりマンションなどは、貯水タンクに水を貯蔵してそれぞれの家庭に供給しなければいけないので雑菌が繁殖しやすい環境にあるのです。

キレイな水を家庭の蛇口まで流すには、どうしても大量のカルキを投入しなければ、安全な水を供給することができないのです。
そのためカルキ臭い水になってしまうのです。
現在では、性能の高い、高度浄水処理施設ができているため、東京をはじめとした都市部の多くの水は、以前に比べて格段によくなっています。

水道水が食中毒を予防

水道水がマズイのはカルキが原因ですが、実はメリットもあるのです。それは食中毒予防です。
夏場に起きる食中毒のほとんどが食材に付着した大腸菌やブドウ球菌が原因ですが、日本の水道水に食材を浸すと、1時間ほどで細菌のほとんどが死滅します。(塩素によりビタミンも破壊されてしまいます)

これが浄水器を通した水やミネラルウォーターでは、細菌がそのまま生きていますので食中毒になる危険が高いわけです。
おいしさの点では、水道水が劣っていて、ミネラルウォーターがあるかに優れていますが蛇口をひねるだけで強力な殺菌力を持った水が出るのですから安全性という面では、日本の水道水は非常に高い安全性を確立しているといえます。