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水を摂取するメリット 積極的に水を飲むことで体は元気に美しくなる

水を摂取するメリット に関する情報です。水を積極的に摂取して体を潤すと、私たちの体にはどんなメリットがあるのでしょうか。

まず、脳と水分補給についてですが、人間の脳は 75% が水分でできていて、脳が水分を一番必要としている臓器です。人間は脳が正常に働くことで人間らしく生きていくことができるのです。
飲んだ水は、1分後に血液と一緒に脳に送られます。酸素を脳の毛細血管のすみずみまでたっぷりと行き渡らせるには、常温の水を少しずつ、こまめに飲むことが大切です。
夏の暑い時期によく聞く脱水症状とは、脳に水分が行き渡らないために組織を動かす指令が出せない状態のことをいいます。体に必要な水分を調節する機能がうまく働かないのです。十分な水分を摂ることで血液循環がよくなり、脳は活性化されます。
脳は体を統括する中枢、まさに司令官です。脳への水分補給を忘れずにおこないましょう。
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ミネラルウォーター 水を摂取するメリット は?

ミネラルウォーター 水を摂取するメリット は?

サラサラ血液

「サラサラ血液」「ドロドロ血液」という言葉はニュースや通販番組などでもよく耳にします。
私たちの体内を流れている血液の液体部分( 血漿 )の 90% は水分であり、常に新鮮な水を取り込むことでサラサラの血液を維持しているのです。ドロドロ血液の状態が長く続くと、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病などを引き起こしやすくなります。日本人の死因の上位を占める脳梗塞や狭心症は動脈硬化が原因です。つまり、流れの悪いドロドロ血液が原因なのです。水で体を潤すことで、血流を良くし血管や血液の老化を防ぎます。

脳梗塞の予防

脳梗塞の予防は、朝起きて伸びをしてコップ 2 杯の水を飲むことから始まります。人間は寝ている間も汗をかいています。体から水分が奪われると血液の濃度は高まりドロドロ血液に近づきます。朝方に脳梗塞を起こす人が多いのは、 1 日のうちで一番血液が濃くなっている時間帯だからです。夜寝る前に水を飲むことは脳梗塞の予防には効果絶大です。
寝る前、そして起きたときに水を飲むことは、毎日の習慣にしたい健康法です。

認知症の予防

認知症は高齢化と共に社会問題となっています。老化にともなって発症しやすくなるのが、脳が萎縮してしまうアルツハイマー病です。それとは別に、脳梗塞や脳出血によって脳細胞の一部が壊れてしまう脳血管性のものもあります。どちらも決定的な治療法が確立されていないのが現状です。これらを予防する研究がすすめられていますが、特に脳血管性のものは、血液の流れや成分をコントロールすることで発症の頻度を下げられることができるのです。
サラサラ血液を保つことがどれほど大事なことかがわかると思います。

水を飲んで老廃物を出す

水を飲むことでの潤いは、体のさまざまな不快な症状や問題を解消してキレイにしてくれます。
体内に入った水は腸を刺激。水分量の増えた便は、スムーズに腸内を移動できるようになり、お通じが規則正しくなります。水をこまめに飲むと宿便が解消されて腸内環境、またリンパ液の流れが改善され、水分代謝のいい元気な体に変化していきます。脂肪の燃焼が促進され、結果ダイエットにもなります。
水は代謝をよくし、体の中で滞っている不要な水分を排出する働きがあります。ダイエットの大敵である便秘にも威力を発揮します。ダイエットしたい人にこそ、水が必要なのです。
脂肪を燃焼させるダイエットに欠かせない 酸素水 などがおすすめです。

水を飲むことがダイエットにつながる

ダイエットには有酸素運動が効果的だといわれています。有酸素運動というのは、ウォーキングや水泳など、一定の呼吸で継続的に行う運動のことです。体に蓄積されてしまった脂肪を燃焼させるには、酸素が必要であり、効率のよいダイエットのためには多くの酸素を取り込める有酸素運動が欠かせません。
酸素を運ぶのは血液の役目です。体に酸素が行き渡らないと脂肪は燃焼しません。また有酸素運動をしているときは、汗をかくので血液が濃くなります。一定の水分を摂取することもエクササイズのひとつと考えるようにしましょう。
セルライトの存在も気になります。太股やお尻のあたりの皮膚がぼこぼこと波打っていませんか?
これは、血液の循環が悪くなってきた脂肪の固まり。市販のスリミング剤に頼らずに、まずは食生活を見直します。そして、水の摂取を積極におこないます。

便秘解消

朝起きたときに飲む水は便秘解消に効果があります。起きてすぐに体は、交感神経が胃腸の働きを抑制しています。起床時にコップ 1 杯の水を飲むことで副交感神経が目覚めて優位になり、胃腸の働きが活発になって便を押し出そうとします。水を飲んでも効果がでない場合は、少し冷えた水をコップ 1 杯飲んでみましょう。
便秘解消は、肌美人への必須条件でもあります。
便秘解消はこちらのサイトで専門的な情報が閲覧できます

美肌

水を飲むことで、体に必要な栄養素であるミネラルを補給します。
肌は血液から酸素や栄養をもらっているので、血流が悪くなるとスムーズに栄養補給ができません。ミネラルが不足すると、シミやそばかす、肌荒れ、くすみ、乾燥などの肌トラブルが起こります。できれば必要なミネラルバランスを十分に含み、血液の改善にも役立つ水を摂取することが大事です。また、人間の細胞は、たっぷりの栄養と酸素があってこそみずみずしさを保つことができるのです。女性を悩ませる色素沈着によって起こる目の下のクマは、新陳代謝を高めることで皮膚が生まれ変わり除々に改善されます。
酸素が行き渡らないために汚れた血液がたまってしまい、肌が黒ずんで見えることがあります。タバコも血管を収縮させるため、血液の流れが鈍くなり、肌がくすみます。最近は、男性でも美容に関心をもつ人が増えてきましたが、血液の流れをよくすることは究極の美容法でもあるのです。

ミネラルウォーター ( 硬水 )を飲んで美しい人になろう

普段飲むお茶、コーヒー、アルコールは水分補給になるの?

1日の中で水道水やミネラルウォーター以外にもコーヒーやお茶などを飲んでいますが、これは水分補給になっているのでしょうか?

という疑問があります。
たとえば朝はコーヒー、昼には紅茶、夜はビールを飲んでいるというと、1日の中でも摂取する水分は結構な量に感じますがこれらは「水」といえません。もちろん、アルコールも同じです。コーヒーなどのカフェインを含む飲料はリラックス効果が得られるのと同時に、体の毒を排泄し同時に水分も一緒に排泄してしまうのです。
水分摂取をするとトイレが近くなると感じている人の中には、コーヒーやお茶も一緒に摂取している場合が多いです。
アルコールに関しては脱水症状を引き起こすため、血液はドロドロになってしまいます。これを防ぐために水分補給が重要となるのです。
体内に入ったアルコールは、胃や腸で消化され、その一部が尿や汗となって排泄されます。残りは肝臓に運ばれ酵素によって分解されます。
ところが、日本人は欧米人と違って体内でアルコールを分解してくれる酵素が僅かしかないので、一度に分解できるアルコールの量も少なく、たくさんのお酒を飲むと分解しきれないアルコール分が血液中に残ってしまいます。
肝臓でアルコールが分解されるときに、アセトアルデヒドという物質が発生します。毒性を持っているため、頭痛や吐き気を引き起こします。このアセトアルデヒドもやがては、酵素によって分解されますが、すべてを分解するのには、相応の時間がかかります。
その間に胃腸や肝臓、筋肉などがダメージを受けてしまうのです。
これが二日酔いの正体です。

悪酔い、二日酔いを避ける水の飲み方
お酒を飲んだときには、水もたくさん飲みましょう。同時に飲むことで血液中のアルコール濃度が急激に上昇するのを防ぎます。胃の粘膜への刺激も抑えてたくさんの水を飲めば尿として排泄する回数も増えるのでより多くのアルコールを体外に排泄することができます。

二日酔いに効果のあるオキシワッサー


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オキシワッサーの効果

アルコールの分解アセトアルデヒドの分解で二日酔いを改善脱水症状の改善・アセトアルデヒドの分解作用を大幅に促進する。
お酒を飲む前に酸素水を飲んでおくと、二日酔いになりにくい。二日酔いになったときに飲むと速やかに症状が改善される。

病院でも異常がないと言われたのに続く 不調の原因は脱水かも しれない

現代人は、誰もがなにかしら不調や病気に悩まされています。でも、病院で調べてもはっきりとした原因がわからないことも少なくありません。薬を飲んだ直後は良くなるんだけれど、またすぐに同じ症状が出てなかなか治らない・・・、病院でも異常がないと言われたのに調子が悪いことが続いている・・・、実は、そんな慢性的な 不調の原因は脱水かも しれません。

現代医学では見落とされている体内の水の異常

私たちの体に起こるさまざまな不調は、実は体内の水の不足や滞りが関わっていることがわかってきました。でも現代医学では、体全体のことより、症状のある部位の状態にフォーカスするため、体内の水の状況が見落とされがちです。

体内水は全身を満たしているので、水の異常のあらわれ方はさまざまです。例えばむくみひとつとっても、どこがむくむのかによって症状が異なります。頭部のむくみは耳鳴りやめまいとしてあらわれ、筋肉のむくみは手足のこわばりや肩こりとなってあらわれ、呼吸器系のむくみが、鼻炎や咳としてあらわれることもあります。

また、むくんだ場所に症状があらわれるとも限りません。さらに、体内水の異常は、体だけでなく精神の不調として出てくることもあります。このように、体内水の影響は想像以上に多岐に渡ります。逆に言うと、体内水をケアすることで、多くの不調が同時に改善される可能性があるのです。

よく起こる不調の原因を、現代の医療では見落とされがちな体内水との関係を中心にひもといていきます。長く悩まされている不調があれば、ぜひ体内水を見直してください。

原因不明の不調は慢性の 脱水 の可能性あり

体内水のバランスがくずれる原因のひとつは水分不足です。水分が十分に補給されていないため、脱水症状を起こしてしまうのです。

脱水 の症状には、激しい運動で大量に汗をかいた後などに起こる急性脱水症のほかに、生活習慣で起こる慢性脱水症があることは、あまり知られていません。しかし、実は急性よりも慢性脱水症のほうが身近に起こりがちで、気づかないうちに体が 脱水 になっている人が多いのです。

慢性脱水症状を起こす人は、コーヒーやお茶、アルコール飲料といった利尿作用のある飲み物を日常的にたくさん飲んでいる傾向があります。利尿作用のある飲み物には、体内水を尿としてどんどん排出する働きがあります。水分のようで、実は水分排出飲料なのです。また、過剰なストレスも慢性脱水症を引き起こします。

慢性脱水症が怖いのは、喉の渇きを感じないこと。そのため、自分自身で気づきにくいのがやっかいなところです。なんとなく体が重い、頭痛がする、動悸がするといった原因不明の不調があったら、まず水分不足を疑ってみるといいでしょう。肌荒れやくすみも水が原因かもしれません。化粧のノリが悪いときも水を意識してみましょう。

脱水 にならないよう水分補給する

脱水 にならないよう水分補給する

慢性脱水症

摂取する水よりも出ていく水の量が多くなると、体は脱水症状を起こします。一般的に「 脱水 」というと、急性脱水症を指しますが、実は慢性脱水症のほうが身近です。慢性脱水症とは、なんらかの原因で日常的に水分が不足し、軽度の脱水状態が続くこと。代謝が落ちて、肌荒れや疲労感、頭痛などさまざまな不調を招きます。慢性脱水症は気づかれにくいため、さまざまな症状は原因不明とされることが多いのです。

失われる水の量によって異なる脱水症状
3 % 未満
口が渇く程度
3 ~ 10 %
疲れる、だるい、めまいがする、頭痛がする、嘔吐する
10 % 以上
意識障害、死亡

不調のもうひとつの原因は水の滞り

体内水のバランスがくずれる原因には、慢性脱水症のほかに、水の滞りがあります。これは、体内での水の循環が悪くなり、老廃物が尿や汗、呼吸などからスムーズに排出されていない状態です。

体に余分な体内水が停滞するとむくみが起こり、不調を引き起こします。停滞する=むくむ場所によって症状は異なります。例えば消化管がむくむと、食欲不振やげっぷ、吐き気、口が粘るなどの症状が出ます。筋肉がむくむと、体がだるくなったり、手足がこわばったり、肩こりや腰痛が発生することもあります。そのほか、めまいなど、さまざまな症状にも体内水が関わります。

女性の場合は、生理前にだるさや冷えを感じる人が少なくありません。これはホルモンバランスの変化がむくみを引き起こしていると考えられます。

このように、むくみの原因も症状も幅広いのです。体内水の滞りは、放っておくとどんどん悪化し、いつまでも治らない不調だけでなく、深刻な病気を引き起こす可能性があります。水が原因と早く気づいて、水の飲み方や生活習慣を見直すことが大切です。体内水の滞りは、体重のほか、すね、舌を見ることで調べることができます。

水が滞ることでむくみが起こる

水のめぐりが悪く、排出がうまくできないと、体に余分な体内水がたまり、むくみます。

【体重】
通常、就寝中には汗などで 0.5 ~ 2 kg の体内水が排出されます。就寝前後の体重を量り、その差が 0.5 kg 未満だったら、余分な体内水がたまっています。
就寝前のトイレの後の体重-起床直後トイレの後の体重= 0.5 kg 未満
【舌】
舌の周囲にギザギザと歯の跡がついていたら体内水が滞っている。表面に「舌苔」という白い苔のようなものがついている場合も。
【すね】
すねを指で押してみて、へこんだまましばらく戻らなければ間質液が増え過ぎています。

不調(病気)と水の関係

糖尿病「血糖値は水の循環で下がる」
糖尿病の人は、そうでない人よりも喉が渇きます。理由は、血糖によって血液が濃くなり浸透圧で体内水が血管内へととりこまれ、尿として排出されてしまうからです。体内水がどんどん排出されるので、体が水分を欲するのです。
通常、1日に飲む水の適切な量は1500ccほどですが、血糖値が高い人の場合は、1500~2000ccとちょっと多めにします。その際、体に良さそうだからとスポーツドリンクやビタミン入りの清涼飲料水を選ぶのはNGです。こうしたドリンクには糖分が含まれているので注意しなければいけません。ちなみに、糖尿病でない人もスポーツドリンクや清涼飲料水を飲み過ぎると、急性の糖尿病の様になってしまうことがあります。これをペットボトル症候群といいます。
糖尿病の人は血糖値を上げないためにも水を飲みましょう。寝起きはもちろん、小腹がすいたときなどにも水を飲むとよいです。
体内にためられる水分量は決まっているので、一度に大量に飲んでもすぐに排出されてしまいます。できるだけこまめに少量ずつ飲むのが大事なポイントです。食前にコップ1杯の水を飲むことで満腹中枢が刺激されて食べ過ぎを防ぐことができます。
高血圧「血管内の水分バランスを整えて」
高血圧は、脳梗塞や心筋梗塞など命に関わる大病を招く危険性がありますが、血液のおよそ半分は血漿という体内水などで、水の飲み方次第で改善できます。
血圧が高くなる原因は、塩分の過剰摂取と動脈硬化です。塩分を取り過ぎると、浸透圧で体内水が血管に取り込まれ、結果として血液の総量が増え、血管への負担(圧力)が増すからです。
摂取した塩分はナトリウムとして体内水に溶け込みます。その量が過剰だとナトリウムを再度排出するために血液の循環量が増えます。これも高血圧の原因です。改善するには、ナトリウムを排出する働きのあるカリウムやマグネシウムを摂ります。
硬水のミネラルウォーターにはこうしたミネラルが豊富に含まれています。また、動脈硬化は、コレや中性脂肪で血管内が分厚くなり、弾力性が失われた状態です。これには、血管が拡張するときの最小血圧を上げます。動脈硬化の予防には、カルシウムも有効です。通常血液中には一定量のカルシウムが存在しますが、不足すると、骨や歯のカルシウムが血液中に溶け出します。このとき、カルシウムが過剰に供給されると、血管壁に付着し、動脈硬化を招きます。普段から適量のカルシウムの摂取が必要です。
脂質異常症「水の代謝を上げて脂質を分解」
脂質異常症とは血中のコレステロールや中性脂肪の量が正常でなくなることで、主に過剰になる高脂血症が問題です。過剰な脂質は血管壁にたまって壁を厚くし、動脈硬化の原因になります。脂質異常症は本人に自覚がなく、放置されがちです。脂質異常症から動脈硬化に進むと心筋梗塞や脳梗塞といった急性疾患の危険性が高まることを考えると、大事に至る前に対策をとる必要があります。
脂質異常かどうかは、健康診断で悪玉コレステロールや中性脂肪値を調べることで診断できます。脂質異常症の原因は、脂質の多い高カロリーの食事や不健康な生活習慣、運動不足などで、改善するには生活習慣を見直すほか、十分な水分をとって脂肪を流すこともポイントです。体内の水分量が不足していると、血液はドロドロになり、ますます脂肪が溜まってしまいます。
脂質異常が心配な人には代謝を上げる効果の高いアルカリ性の水がおすすめです。代謝が上がれば中性脂肪や悪玉コレステロールの分解も促進されます。水分補給に加えてジョギングなどの有酸素運動をすると、脂肪が燃焼されてより健康的になります。いずれにしても体内水の代謝を上げることが重要です。
肥満「脂肪をため込まない体に改善」
体に脂肪をため込んでしまう肥満の解消には、ため込まない体になることが重要です。基本は摂取カロリーが消費カロリーをオーバーしないこと。それ以外に、水を飲むことも、ダイエットになります。体内水が滞っていると、体のさまざまなところがむくみ、代謝が落ち、脂肪が燃焼しにくくなります。水を正しく飲むことで、体内水の滞りを解消し、代謝を上げ、脂肪がきちんとエネルギーとして活用されるようにしましょう。
水飲みダイエットでは、1回にコップ1杯程度の水を、1日に何度も飲み、合計2000 cc ほどの水分補給をします。まとめて飲んでも体内に吸収されず尿として出てしまうので、こまめに飲むことがポイントです。ちょっと空腹のときは、間食のかわりに水を飲めば、食べる量を減らせます。ただし、就寝する1〜2時間前に飲むと、夜中にトイレに起きて安眠を妨げることもあるので控えましょう。
食事制限をともなうダイエットは、ミネラルが不足しがちです。カルシウムをはじめカリウムやマグネシウムといったミネラルを含むミネラルウオーターで空腹を補うとかなり効果的です。カルシウムにはダイエット中のイライラを抑える働きがあり、マグネシウムはダイエットの大敵、便秘の改善も期待できます。
便秘・下痢「水を届けて腸の働きを活性化」
便秘も下痢も、腸の動きが鈍り、体内水のバランスもくずれている状態です。便秘は、腸の蠕動(ぜんどう)運動が十分に行なわれていないと起こります。嬬動運動とは、腸が収縮と弛緩を繰り返して波打つことで、この動きで便を肛門まで運びます。この運動が弱いと、うまく便が運ばれず、いつまでも腸内にとどまってしまいます。
また、腸内の水不足により便が硬くなってしまったときも便秘になります。便秘の解消には、まず腸の動きを促すことです。マッサージなどで外から刺激を与えたり、運動をしたりして、腸の動きを活発にしましょう。
便が硬くならないよう水分補給も忘れずに、特にマグネシウムは便をやわらかくする働きがあるので、マグネシウムが豊富なミネラルウォーターを飲むのが効果的です。マグネシウムがたっぷり含まれるのは硬水です。一方、下痢は細菌などの急性の症状以外に腸に余分な体内水がたまり、腸自体がむくんでいることもあります。これは便に含まれている水分が多すぎるのが原因です。浸透圧を調整するナトリウムの量が増えすぎているからです。余分なナトリウムはカリウムが排泄してくれますので、野菜や果物を取りましょう。
自律神経失調症「薬では治せない、必要なのは水」
自律神経と体内水は、密接に関連しています。自律神経が働くときの伝達物質が体内水にあるため、体内水が不足していたり、滞っていたりすると、自律神経の働きが鈍り、自律神経失調症の症状があらわれます。
原因不明の倦怠感、動悸、食欲不振、不眠、多汗などの不調や、不安定な精神状態に陥りやすくなります。また、身体的にも精神的にも、人の体の機能において、自律神経が担っている役割は大きいです。「意識して飲む水 」の効果は全く違う | 自律神経失調症の基礎知識
しかし、病院では自律神経失調症と診断されることはあっても、体内水について説明されることはほとんどありません。症状を抑える薬を処方され服用しても、根本的な治療にはならないため、いつまでも薬に頼る状況になりかねません。
自律神経とは、簡単にいうと環境の変化に対する体の反射機能です。活発に活動するときは「交感神経」が優位になり、リラックスするときは「副交感神経」が優位になります。そして、体温調節や呼吸の深さ、血流などあらゆる身体活動を調整しているのです。体内水のバランスがくずれると自律神経のバランスも崩れ、環境の変化に適応できなくなります。水分補給を心がけることで自律神経の症状が消失していきます。
筋力低下「筋肉は水がたっぷり必要」
筋肉の75〜80% は水分です。一方、脂肪の水分量は10~30%。意外かもしれませんが、脂肪よりも筋肉のほうが水分の量が多いのです。
ふくよかな人のほうがたくさん水をたくわえているイメージがありますが、実は筋肉質でスレンダーな人のほうが、潤っているのです。成人男性の体の水分量は60% 、対して女性は55% なのも、男性のほうが筋肉が多いことを考えるとうなずけます。だからしっかりとした筋肉質の体を作りたいときほ、しっかり水を飲む必要があります。
水分不足では、筋肉はきちんと発達しません。また、たとえ軽度でも脱水症状があれば、筋力は低下します。筋トレで発生する乳酸の排出にも水分が必要で、体内水が不十分だと、筋肉疲労もなかなか回復しません。
筋肉には、体内水を全身にめぐらせるポンプの役割があります。特に、下半身にたまりがちな体内水を押し上げる、ふくらはぎの筋肉は重要です。運動不足の人や高齢者をど、筋力が衰えている人ほど体内水をめぐらせる筋力が弱くなっているので、すぐにむくんでしまいます。筋力を保つには、適度な運動と十分な水分補給が肝心です。運動中は、喉が渇く前にコップ1杯程度の水を頻繁に飲むと、効果的に体に吸収されます。
アレルギー・アトピー「東洋医学では冷えと水不足に注目」
現代の医学では、アトピーは体質の問題で、治すのは難しいとされています。しかし東洋医学には、その主因は体内の冷えという考え方があります。
皮膚表面が熱を持っているのに芯は冷えていることから発生するというのです。そして、冷えの原因のひとつに水不足があります。体内水がよどんでいると血流が悪くなったり、体温を調節する自律神経の働きが悪くなり、冷えを招きます。
体内水がきちんとめぐらないため、たまった毒素が熱をもっている皮膚表面から出ようとします。この反応が、アトピーのかゆみや皮膚トラブルとなってあらわれるのです。
水のめぐりを良くし、体の冷えを解消することが、症状緩和に役立ちます(アレルギー性鼻炎も同様です)。水のとり込みと排出がうまくいかず、たまった老廃物や毒素を、鼻水で外に排出しようとすることで、鼻炎が起こるという説があります。
いずれも、体の水の出入りを整え、滞りなく排出すれば、皮膚や鼻から毒素を排出する必要がなくなります。体内水のめぐりを良くすることで、アトピーやアレルギー性鼻炎の症状を改善する可能性があるのです。アレルギーのある人は、水を飲むことで、体質改善を試みるのもひとつの方法です。
不安・不眠・落ち込み「水をめぐらせるストレッチを」
落ち込んでいるとき、人は背中を丸めてうなだれた姿勢になります。この姿勢をずっと続けていると、背骨の周りのリンパの流れが悪くなり、体が寒く感じるようになってきます。
すると、さらに意欲の低下や落ち込みを招きます。イライラやうつを感じることで姿勢が悪くなると体内水が滞り、さらに精神状態が悪化するのですが、この悪循環を断ち切るためには、胸を開くストレッチがおすすめです。うつぶせになった状態で両手をつき、腕を使って上半身を起こしてみましょう。
息を吸いながらゆっくりと上半身を反らしていき、ひじが伸びきるまで反らしたら、息を吐きながら戻ります。これを10回ほど繰り返します。また、普段からストレスや不安が多いと、筋肉が緊張します。特に首や胸はこわばりやすく、そうなると背中が丸くなり、やはり体内水が滞ります。ゆっくりお風呂に浸かったり、ストレッチをしたりして、固まった筋肉をほぐすように心がけましょう。体内水がスムーズにめぐるようになると、不眠も解消できます。良質な睡眠には、副交換神経が優位になることが不可欠です。体内水と自律神経は密接に関係しているので、夜眠れないという人は、日常の水の飲み方を見直してみましょう。
肩こり・腰痛「筋肉をほぐして体内水を流す」
私たちが肩こりや腰痛に悩まされるのは、常に首を折り曲げて生活していて背中周りの水の流れが滞るため。
スマートフォンを見る、パソコンを打つ、料理をするなど、私たちは下を向いてばかりいます。すると首の前にある筋肉は縮み過ぎた状態になり、首の後ろから背中にかけての筋肉は伸びっぱなしになります。そのせいで体内水が滞り、筋肉が酸欠状態になり、肩の痛みやこり、腰痛につながります。
肩こりを解決するために、首周の水を流すことが重要。寝る前の時間を利用して首周りの筋肉を伸ばすのがおすすめ。
まず布団に仰向けに寝ます。このとき、下を向いた姿勢と同じにならないように枕は使いません。首に痛みがあれば、そちら側に首をやや傾けます。その後、喉を伸ばすように視線を向けます。つむじを布団に近づけるイメージです。
この状態で10分ほどキープ。首周りの筋肉がほぐれ、体内水がめぐり始めます。腰痛は、椎間板ヘルニアや腰椎の変形、背骨の周囲の筋肉疲労なども原因です。これらは共通して、痛む部分の周辺で体内水がよどみ、むくみが起きています。お腹の両側からおへそへ向かってリンパマッサージをし、体内水を少しでも流しましょう。
耳鳴り・めまい「内耳のむくみがとれると解消する」
耳鳴りやめまいが起きるときは、頭部がむくんでいる可能性があります。頭部がむくむと、最初にあらわれるのが頭が重い、締めつけ感がある、目が疲れるといった症状。
さらにむくみが耳の中の「内耳」に及ぶと、耳鳴りやめまい、ふらつきなどの症状が発生します。内耳には、聴力を司る「蝸牛」と、平衡機能を司る「前庭・三半規管」があり、常に一定量のリンパ液で満たされています。このリンパ液の循環がうまくいかないと、むくんで耳鳴りやめまいが起きます。
内耳のむくみによる症状は、病院で原因をつき止めるのが難しく、自律神経失調症と判断されることも少なくありません。しかし、実は体内水のセルフケアで改善できるケースもあるのです。頭部のむくみを改善する方法は、ほかの部位のむくみと同様に、1 日約 1.5 リットル の水分補給や適度な運動、体内のナトリウムの濃度を調整するカリウムを摂取することなどが有効です。
頭部ならではの改善方法もあります。肩や首の筋肉がこわばっていると、体内水が頭までスムーズに循環しません。肩や首のマッサージやストレッチをして、柔軟性を高めることで、体内水が流れてむくみ解消につながります。お風呂に入って筋肉を弛緩させるのも方法です。
むくみ「滞った体内水をスムーズに排出」
むくみは、体内水が滞り、排出されるべき老廃物がいつまでも体にたまっている状態です。むくみ対策として水を飲むのを控える人がいますが、水分が足りないと慢性脱水症になり、ますます血液がドロドロに。すると血流が悪くなって老廃物が排出されなくなるという悪循環に陥ります。
きれいな水を体にとり込み、汚い水を排出する代謝を正常化することが、むくみ解消の王道です。体内水をめぐらせる力のひとつである浸透圧ほ、体内のナトリウム量に左右され、むくみはナトリウムが過剰な状態で起きます。ナトリウムを排出し、体内水の代謝を活性化するミネラルは、マグネシウムやカリウム。これらを含むミネラルウオーターを飲むことで、ナトリウムの量が正常になり、むくみが改善されます。
体内水のバランスを調節している腎臓を強化する方法も有効です。全身をめぐる血液が腎臓を通過する際、腎臓は血液から老廃物と余分な体内水を濾過し、尿として排出します。そのため、くるみやえび、ぶどう、栗など腎臓にいい食べ物を摂ることで、体内水の排出を促せます。東洋医学は、水のめぐりは生命活動に欠かせない要素とし、「防已黄耆湯 ( ぼういおうぎとう )」「五苓散 ( ごれいさん )」など循環トラブルに適する漢方薬もあります。気になる人は試してみてもいいでしょう。
関節痛「下半身の関節は最もむくみやすい」
水は重力によって下へ下がります。これは体内水も例外ではありません。そのため、下半身は上半身に比べてむくみやすいのです。心臓から上であれば、血液は重力によって静脈経由で心臓に戻り、再び送り出されます。
しかし下半身の血液が心臓に戻るためには、重力に逆らって上昇しなければなりません。長時間立ちっばなしでいると足がむくむのは、血流が重力に負けているためです。さらにひざの関節や股関節を曲げているとリンパ管や静脈が折れ曲がって狭くなり、一層、水の流れが悪くなります。座りっぱなしでいると、体内水がよどむのはこのためです。関節の部分に体内水が滞ると、痛みを伴います。
関節痛を改善するにほ、下半身の体内水を上へ押し上げる重要な働きをする、すねの筋肉、排腹筋やヒラメ筋を動かすことでポンプの役割をさせ、たまった体内水を上へ押し上げることが大切です。
筋力が落ちるとポンプの力も衰えるので、意識して動かすようにしましょう。また、リンパ管に沿ったマッサージも効果的です。ひざの周辺から、足の付け根にかけて、リンパ液を流すように太もも全体を 5 分ほどマッサージしましょう。これだけでも、痛みは和らぐはずです。
物忘れ・ボケ「喉が渇く前にこまめな水分補給」
物忘れやボケは原因を定めるのが難しい症状ですが、体内水のめぐりが悪いため頭蓋内がむくんだ状態が長く続くと、頭が回らなかったり、物忘れがひどくなったりすることがあります。
マッサージなどで首周りのこわばりをほぐし、血液やリンパ液をスムーズに流しましょう。人間の体内の水分量は歳をとるごとに減っていきます。新生児の体は約 80 % 、幼児は 70 % が水です。成人男性の場合は、 60 % 、成人女性は 55 % が水でできています。これが60 歳以上になると、50 % にまで下がります。
体の中を十分な体内水で満たすことは、老化を遅らせることでもあります。脳も例外ではありません。頭部の体内水が不足すると、認知機能が衰えます。また、急性脱水症で全身の水が 10 % 減ると、意識障害が起きます。これほど、体内水は脳の働きに密接に影響しているのです。
ボケを防止したい高齢者には、こまめな水分補給が有効です。特に高齢になると喉の渇きを感じにくくなるので、喉の渇きを基準にするのではなく、起床直後や食事前など、タイミングを決めておき、習慣的に水を飲むと良いでしょう。水がめぐれば血液がサラサラになり、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血の予防にも役立ちます。

日本人の口に合うのは硬度の低い軟水

日本人には小さな頃から軟水を飲む習慣が根付いているので、硬水はあまり口に合いません。水の硬度が低い軟水超軟水がおすすめです。好き嫌いは個人差がありますが、自分がおいしいと感じる水をゆっくりと、多めの回数飲むのがポイントです。