水道水 危険性 安全な水を飲むにはどうすればいいのかでしょうか。家庭では何気なく水道をひねれば水が出てきて飲めますが、 水道水の危険性 について考えたことはあるでしょうか?
水道水の危険性 イコール 塩素 だ
日本の水の事情はここ数年で大きく変化しました。これは、大都市でも地方都市でもそれほど大差はありません。そして、これらの現状の中でもっとも危惧されているのは、塩素処理です。
日本の水道水は、河川などから取水された後、 2 度にわたって塩素処理が行われています。
最初の処理は、原水に含まれている不純物を塩素と反応させて化学的に除去します。そして 2 度目の塩素処理は、配水する途中ででの衛生状態を保持するために行われる「殺菌・滅菌」です。こうした処理を経た結果、大腸菌が検出されない水道水ができあがるのです。しかし、これは世界的に見ると異常です。
世界保健機構( WHO )は 100 回の検査のうち、 5 回大腸菌が検出される程度ならば許容範囲としています。これはアメリカやヨーロッパでも同様です。塩素を入れすぎることによる害をしっかり認識しているのです。有害な菌は取り除けるのですが、デメリットは、様々な危険も同時に増大します。
その危険の一例が「 トリハメタロン 」です。 トリハメタロン は強力な発ガン性をもっていて、水道法上では「消毒副産生成物」と呼ばれています。なぜなら、原水を消毒する際に原水中の汚染物質(有機物)と塩素が化合することによって トリハメタロン が生成されるからです。塩素の使用量を減らせばいいのですが、水道法によりそれができないのです。
危険だらけの水道水をどうしたらいいのか?
さらに、日本の原水は現在、汚染が進む一方です。塩素の使用量もものすごい勢いで増加しています。また原水の汚染にともない、硝酸塩による害の心配も生じています。原水が生活排水や工場排水によって汚染されると、たんぱく質などの栄養分が豊富になって藻類が繁殖し、それが水道水に入ると硝酸塩が増えるのです。
この硝酸塩が健康障害を引き起こすケースがあります。硝酸塩は、血液中のヘモグロビンと結びついて、赤血球が酸素を運搬する機能を阻害し、貧血の要因をつくります。また硝酸塩はインシュリンを生成する細胞を変化させて、糖尿病を誘発してしまうのです。平成 28 年時点で糖尿病有病者と糖尿病予備群は、いずれも約 1,000 万人と推計されています。これは、日本の人口の 10 % 以上です。
水道水が信用できない、という多数の声は非常に説得力があります。では、どうやって水道水を安全な水に変化させればいいのでしょうか。
水道水を安全な水にするには?
お手軽で効果的な水にする、いますぐできる浄水法をご紹介します。
レモン汁で残留塩素を消す
レモンをコップに入れる方法はすばらしい浄化法です。残留塩素はレモン汁のクエン酸によって酸化されることで消滅します。添加量の目安は、コップ 1 杯につき、レモン汁わずか 1 滴です。
万能な炭を使う
浄水器には大抵活性炭が使われているように、炭には残留塩素や異物、有害物を吸着する作用があります。一般家庭で使用するには、殺菌のために一度、煮沸した備長炭や竹炭をガーゼに包みペットボトルやピッチャーあるいはタンクに入れて一晩放置するという方法。炭の量の目安は、水 10000 cc に 100 g ほどです。
ほかには、浄化できるピッチャーがありますのでこれを購入する方法です。浄水器はピンからキリまでありどれがいいのか悩みますが、このピッチャータイプの浄水器であればそれほど性能に差がないので迷うことがありません。
ピッチャータイプの浄水器で浄化された水を飲む
また、もっと安全性を高めたいのであればミネラルウォーターを飲むこともひとつの方法です。日本人に合う美味しい水は 超軟水 です。
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