温泉の効果を体感する
日本は温泉列島とよばれ、全国に温泉があります。仕事に疲れたら温泉でリラックスしておいいしいものを食べるのがストレス解消方法になっている人もいるでしょう。また、ガン治療やガンで痛みがある人が温泉で痛みを癒やすのが欠かせない人もいます。
では、温泉水を飲んだ経験のある人はどのくらいいるでしょうか。
市販の温泉水は温泉をボトルに詰めたもので健康ブームにのって人気です。そもそも温泉は、地層にしみこんだ水がマグマの熱で温められた水ミネラルを含んでいるわけですから、ミネラルウォーターと同様にそのまま飲んでも体にいいというわけです。
ヨーロッパでは古くから「飲泉法」と呼ばれ、温泉を飲む治療法が行われていたように、温泉は入浴するよりも効率よくミネラル成分を体内に取り入れることができるのです。
飲める温泉、飲めない温泉
温泉にも臭いのない単純泉ならそのまま飲むことも可能ですが、特有の硫黄臭がある温泉水をそのまま飲むのは抵抗があります。
すべての温泉水が飲めるわけではないのです。
泉質によっては、ミネラル成分は、たくさん含まれていても人体の許容量を超える成分が含まれていたり、味や臭いの刺激が強すぎるためにろ過したり薄めたりしなければ飲めないものもあります。
現在、発売されている商品は体に有用なミネラル成分は残して雑味や臭いのもとになる成分を取り除いてあるものがほとんどです。
通常のミネラルウォーターと同様に飲むことが可能です。
ヨーロッパの温泉の常識
フランスやイタリアをはじめとしたヨーロッパ諸国では温泉に入浴するよりも飲んだり治療したりするのが常となっています。
特にフランスでは、ミネラルウォーターを利用して体を治療することを「テルマリズム」といい病院と同様に医療施設として成り立っています。健康保険なでが適用されています。
日本では美容の水として人気のコントレックスはフランス政府から医療に使用できる水として正式に認められた水です。
ほかにもイタリアの「サンペレグリノ」源泉は水の研究にも熱心に取り組んでいたレオナルドダビンチも調査に訪れたといわれるほどのミネラルウォーターです。
温泉水の効能
胃腸の調子がいまひとつ
暴飲暴食などで、胃酸の分泌や、胃腸の働きが正常に働かない場合は
「ナトリウム-炭酸水素塩泉」が効果的です。現代人は、ストレス社会で生活しているため、手っ取り早くストレスを解消するのは「飲む」「食べる」の暴飲暴食に走りがちです。
「アルカリ性単純温泉」は人体への刺激も少なく軽度の消化不良や消化器系の炎症に効果があります。もちろん、温泉水が消化不良に効果大といっても暴飲暴食を減らす方向で工夫しなければいけません。食べ過ぎ・飲み過ぎが習慣化してなかなか改善できないときはこういったものもあるので検討してみましょう。
便秘気味
便秘解消には、腸内の水分補給と運度の両方を活発にさせます。
「ナトリウム-硫酸塩泉」が効果的です。
眠れない
ゆったり眠れないのは精神的にたかぶっている証拠です。水をゆっくり飲み
むもとで精神が静まります。「カルシウム硫酸塩泉」はイライラに効果的な
カルシウムが豊富です。たかぶった精神を沈めてくれます。
ミネラル豊富な飲むことができる温泉水の一覧はこちらです。