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ミネラルウォーターの安全性

ミネラルウォーターは水道水と異なり過熱処理されていないものが含まれている以上、安全性には不安が残ります。
石灰岩地帯の山から採水されるのもには、濃度の高いヒ素が含まれている可能性があります。管理が行き届いた水道水でさえ、危険が潜んでいるのですからミネラルウォーターの定義を考えれば恐ろしい気がします。
また、水源地保全の面からも問題があります。ミネラルウォーターの人気が高まるにつれて、その水源地に水を汲み二来る人が増えています。
この人たちが来るようになってゴミが山のように増えてしまったのです。もちろん全ての人が汚しているわけではなく一部の心ない人たちのマナー違反によるものです。
こういったゴミが水源を汚染しはじめている地域もあります。
水質を確保するのは周辺の皆さんの努力により維持されていることを忘れてはいけません。

間違いだらけのミネラルウォーターの知識

ミネラルウォーターの消費量は10年で8倍にも!

コンビニ、スーパー、ディスカウントショップ、ドラッグストアー、どこでも目にするようになったミネラルウォーター。消費量は年々増加しています。少し前までは、ミネラルウォーターの活用方法といえばウィスキーの水割りに使う業務用が大半でしたが、水道のカビ臭、発ガン物質のトリハロメタンに対する不安感やおいしい安全な水への関心が高まったことによって、一般家庭にもミネラルウォーターが普及しました。市場での伸びは10年で8倍にもなりこれからも成長を続けていきそうです。
では、ミネラルウォーターとはどういった水を差すのでしょうか?
文字通りミネラルを適度に含んだ飲水のことで生水を飲むことができないヨーロッパの地域で普及しました。
日本でのミネラルウォーターの歴史は浅く、市場も確立されていなかったため定義があいまいでした。1990年に農林水産省から「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」が示されたことで4つに分類されるようになりました。

ナチュラルウォーター

:特定水源より採水された地下水/ろ過・沈殿及び加熱殺菌意外の物理的・化学的処理を行わないもの。

ナチュラルミネラルウォーター

:特定水源より採水された地下水のうち、地下で滞留または移動中に地層中の無機塩類が溶解したもの。硬水・鉱泉水等。

ミネラルウォーター

:ナチュラルミネラルウォーターの原水と同じ/ろ過・沈殿及び加熱殺菌以外に次の処理を行ったもの。複数の原水の混合・抜気・オゾン殺菌・紫外線殺菌等。

ボトルウォーターまたは飲用水

:飲用適の水・純水・蒸留水・河川の表流水・水道水等/処理方法の限定はなし
このガイドラインでは、原水と処理方法におってミネラルウォーターを4種類に分類
品名、原材料名等を表示することになっています。
もちろん医薬品的な効能を示すことはできません。

活水器、整水器の本当の実力

アルカリイオン水の効果

活水器や整水器に添付されている説明書には鉛・トリハロメタン対応と書かれている物があります。
対応というのは、それらの有害物質を100%取り除けているという意味ではありません。
70~80%なら処理できますという目安にすぎないのです。また、磁気活水器という塩素を取り除けるものがあります。水道水に永久磁石を取り付けることで塩素を取り除くというものです。
これは、もともとの使い道は、ビルなどの冷却クーラーの赤サビを除去するものでした。磁力でわずかに水の分子が小さくなることだけが強調され、活水器という名称がつきました。
アルカリイオン整水器は胃酸過多や慢性の下痢の治療のために医療用として開発されました。
水道水を電気分解すると陰極側にアルカリイオン水、対極に酸性水ができます。このアルカリイオン水が健康によいとされているのですが、本当に効果が期待できるのでしょうか?
例をあげてみます。骨はカルシウムやマグネシウムを中心にリンや硫黄、日光などが加わることによってつくられます。しかもアルカリイオン水はリンや硫黄を含んでいないので体に取り入れることができません。骨をつくるための材料が不足してしまうということです。
この他にも水を美味しく安全に飲むための器具や製品が出回っています。
■磁気処理水…磁石のN極とS極の間を通った水
■電子水…水の分子構造を変化させている
■高周波還元水…水に高周波を当てて活性化
■天然石処理水…宙石や麦飯石によってカルキ臭や有機物質を取り除く
■セラミック処理水…セラミックでろ過
などがあります。

井戸水や湧き水の安全性

検査するのは問題が起きてから

地中に含まれているたくさんの化学物質は、雨によって河川に流れ込み、10年~20年の歳月をかけて地下に浸透していきます。井戸水はその地中から水をくみ上げるのですから、当然不安です。
日本の飲み水は1000メートル以上掘らなければ飲めない。という意見もあります。しかし実際に地下1000メートルから汲み上げる井戸水というのは一般的ではありません。
井戸水は半年に一度保健所によって水質検査が行われます。
まず調べられるのは、一般細菌や大腸菌の類です。それ以外の化学物質などについては、別の検査が必要になります。
記憶に新しいとこでは、数年前に茨城県のある街では飲用井戸水から基準値をはるかに上回るヒ素が検出されたというニュースがありました。
多くの住民が以前から体調不良を訴えていたのですが、問題が大きくなってからでないと行政が動かないのが実状です。
湧き水は数十年、数百年という長い時間をかけて地上に姿をあらわすものです。
様々な地層をくぐりぬけ、豊富なミネラルを含んでいます。実はこの湧き水からも大腸菌が検出されたという報告がありました。
降ったばかりの雨が地中にしみこみ湧き水となって出てきたものと考えられています。
このように普段の生活でも安全と思っているような水でも安全が確立されていない場合もあるのです。

ガス湯沸かし器、浄水器の安全性

ガス湯沸かし器の安全性は?

ガス湯沸かし器を通した水道水の安全性はどうでしょう?
湯沸かし器のパイプには、鉛が使われています。古くなればなるほど鉛が溶けやすくなり、パイプを通る水と混ざってしまいます。鉛は、中枢神経を麻痺させしびれなどを引き起こす危険性があるので注意が必要です。

浄水器の水の安全性は?

浄水器も正しい使い方で有害物を除去したクリーンな水を飲んだり使用することができますが、使い方を誤ってしまっては逆効果になる場合もあります。
たとえば、カートリッジを交換時期いっぱいまで使用して乾かすと、黒や茶色、ぴかぴかと光るものがくっついているのがわかります。実はこれらは、病原微生物とカビの集団です。
水を出しっぱなしにしていれば問題ないのですが、止めてしまうと蛇口の名かに水が滞留してたまってしまいます。
この水にバクテリアやカビが発生して蛇口を汚しているのです。
これでは水道水を直接飲んだ方が安心です。浄水器も使い方を誤って使ったのでは意味がありません。

電子レンジは大丈夫?

電子レンジで水を温めると、含まれている金属製のミネラルや栄養分が壊れてしまいます。
どんなによい水でも電子レンジに入れることは避けたいものです。
料理の時も電子レンジを活用したレシピがたくさん紹介されていますがこれも少し考えたほうがいいです。
命の源である水も正しい摂取をしないと本末転倒になってしまうのです。