井戸水や湧き水の安全性

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検査するのは問題が起きてから

地中に含まれているたくさんの化学物質は、雨によって河川に流れ込み、10年~20年の歳月をかけて地下に浸透していきます。井戸水はその地中から水をくみ上げるのですから、当然不安があります。
日本の飲み水は1000メートル以上掘らなければ飲めない、という意見もあります。しかし、実際に地下1000メートルからくみ上げる井戸水というのは一般的ではありません。

井戸水は、半年に一度保健所によって水質検査が行われます。まず調べられるのは、一般細菌や大腸菌の類です。それ以外の化学物質などについては、別の検査が必要になります。
記憶に新しいところでは、数年前に茨城県のある街で飲用井戸水から基準値をはるかに上回る ヒ素 が検出されたというニュースがありました。多くの住民が以前から体調不良を訴えていたのですが、問題が大きくなってからでないと行政が動かないのが実状です。

湧き水は数十年、数百年という長い時間をかけて地上に姿をあらわすものです。様々な地層をくぐりぬけ、豊富なミネラルを含んでいます。実はこの湧き水からも大腸菌が検出されたという報告がありました。
降ったばかりの雨が地中にしみこみ湧き水となって出てきたものと考えられています。
このように普段の生活で安全と思っているような水でも、安全が確立されていない場合もあるのです。

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