「体にいい水」の条件にはさまざまな要素がありますが、人間をはじめ動物や植物にとっても非常に重要なポイントとなるのが「酸化還元力の高い水」です。なぜ酸化還元力が身体にとって良い影響をもたらすのか、その仕組みと還元電位の重要性について解説します。
酸化還元力の高い水はアンチエイジングに活用できる
質の高いミネラルウォーターを選ぶ際の重要な指標のひとつが「酸化還元力」です。
「酸化」とは、一言で言えば物質が劣化・老化していく現象を指します。野菜や食品が日 physical 経過とともに傷むのも酸化が原因です。現代社会において、人間はストレスやイライラなどの刺激、プラスイオンの偏りなどにより、過剰な活性酸素が発生しやすい酸化の危険にさらされています。
一方「還元」とは、酸化とは逆の反応のことです。体内で酸化が進むと細胞の老化につながりますが、還元が行われると水素が結びつき、細胞が活発に働きやすくなります。
酸化と還元の化学的仕組み
たとえば、鉄は酸化するとサビつき、食べ物は酸化すると腐敗します。日常的なイメージとしては「酸化=酸素と結びつくこと」「還元=水素と結びつくこと」ですが、化学的には以下のように定義されます。
- 酸化:物質が電子を失い、エネルギーを失う反応
- 還元:物質が電子を受け取り、エネルギーを蓄える反応
つまり酸化還元力とは、酸化した状態を元に戻し、細胞の「サビつき(老化)」を防いで健やかな状態を保つ力のことです。お肌のくすみやシミ対策、健康維持やアンチエイジング対策において注目の要素となっています。
酸化還元電位(ORP)が低い水ほど還元力が高い
身体の酸化を引き起こす大きな要因が「活性酸素」です。人間が生きていく上で酸素は不可欠ですが、取り入れた酸素の約2%は体内で活性酸素に変化します。活性酸素が増えすぎると、正常な細胞や脂質、タンパク質と反応して過酸化脂質をつくり、細胞にダメージを与えてしまいます。
これが蓄積すると、生活習慣病やさまざまな不調の原因にもなり兼ねません。この過剰な酸化を防ぐ指標となるのが「酸化還元電位(ORP:mV)」です。
理想的な酸化還元電位の目安
酸化還元電位は、数値(mV)が高ければ「酸化させる力が強い」ことを示し、数値が低ければ低いほど「還元させる(元に戻す)力が高い」ことを意味します。
- 一般的な日本の水道水:約 +500 〜 +700 mV(酸化傾向が強い)
- 理想的な飲み水の目安:+250 mV 以下(還元傾向がある)
毎日の水分補給において酸化還元電位の低い水を選ぶことは、体内の酸化ストレスを抑え、コンディションを整える助けとなります。
まとめ
「体にいい水」を選ぶ際は、単にミネラル分の量だけでなく、酸化を防ぐ「酸化還元力」や「酸化還元電位(ORP)」の数値に着目することが大切です。
酸化還元電位が低いミネラルウォーターの具体的な銘柄としては、以下の解説記事も併せて参考にしてください。


