田舎の山の上で清水を飲んだときには、とてもおいしくて、うちに戻ってきて家庭の水道水をそのまま飲んだときにはいまひとつだったりまずいと感じるのはなぜでしょうか?
何が違うというのでしょうか。水の味というものは、不純物が入っているかいないか、水の中にとけているミネラル成分とそのバランス、水温、飲んだときのその人の健康状態などさまざまな要因・条件で変わってくる物です。
山で飲む清水の多くは、雨や雪が長い時間をかけて大地にろ過されることで不純物を少なく、地層のミネラルがバランスよくとけ込むことによって水を甘みや味わいなどがでてくるのです。
また登山という適度な運動によって体温が上がり、のどが渇くという条件が揃いおいしいと感じるのです。
逆に水道水がそれほどおいしくなかったり、まずかったり感じるのは、消毒し安全な水を届けるために、塩素やカルキといった不純物が混入しているため、ニオイや味を損なっている理由からです。
温度や体調など、体が水をおいしく感じる条件を満たしていないといえるでしょう。
ミネラル
ミネラルも正しく表現すると、不純物の一種ですが、バランスさえよければ水にうまみや甘味、味わいといったおいしさを与えます。
ただしミネラルの中でもマグネシウムやカルシウムやカリウムの量が多いと硬度の高い水となります。またこれらが多すぎる場合、苦みを感じたり、まずいと感じるようになります。
不純物
ほとんどの水には、微量の炭酸ガスがとけ込んでいます。炭酸ガスの割合が多いものは、スパークリングウォーターとなります。適度の炭酸ガスが含まれている水は飲み口が爽やかです。
水をまずくするもの
ニオイ
もともと水は、ニオイの成分を溶かしやすい性質があります。ちょっとしたニオイでもすぐにうつってしまいます。カルキのニオイやカビのニオイなどが水にうつると、まずさの原因になります。
逆にレモンの香り、花の香りなど、
水そのものの味わいだけでなくおいしさの要素とフレーバーを加えることもあります。
不純物
水の味を損ねてしまうもうひとつの原因が不純物による雑味です。マンションなどの集合住宅では、貯水タンクに水をためるためカビや藻などが発生しやすく不純物が混入しやすいといえます
自宅のお水がまずい(おいしくない)場合の対策
まずい原因となっている不純物をのぞくことが大前提となります。
ピッチャータイプの浄水器はお手軽でおすすめです。