うまい氷は超軟水で作る
家庭の冷凍庫でつくる氷とバーなどの専門店でプロが使う氷は質が異なります。専門店で使用する氷は不純物がまったく入っていない水を使用する上に時間をかけてゆっくりと凍らせます。
氷河や南極の氷などのように自然にできる氷と同じように水が常に動きながらゆっくりと時間をかけて固まっていきます。
すると、結晶のひとつひとつが大きく仕上がり硬く、溶けにくい氷となります。
一方家庭でつくる氷の場合、水道水を使うケースが多くカルキなど様々な不純物が含まれています。プロが作る氷の16倍もの速さで凍らせているため結晶が小さく、白く濁り溶けやすい氷になってしまいます。
凍らせる速度は、冷蔵庫に依存しますので変えることができませんができるだけ硬度が低いミネラル分の少ない水で作るとおいしい氷が仕上がります。
硬水で氷をつくると…?
硬水はカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が豊富に含まれていますのでこれらのミネラルは不純物となります。
また、氷が溶けた際にミネラルも一緒に溶け出してしまうため飲みもの本来の味を損なってしまいます。
家庭の氷とプロの氷の違い
プロが使用する氷
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色…無色透明 |
家庭でつくる氷
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色…濁った白 音…ガランガラン 風味…臭いがうつりやすい 結晶…大きい 結氷速度…50mm/時 |
家庭でおいしい氷を作る
- ミネラルが少なく硬度の低い軟水をふたつきの容器に入れる。
- 容器の底が庫面につかないようにわりばしで下駄をして凍らせる
- 容器から氷を取り出し好みの大きさに
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