「奇跡の水」といわれる水の正体とは?活性水素と酸化還元電位の真実

「奇跡の水」といわれる水の正体とは? 水の知識
「奇跡の水」といわれる水の正体とは?

水やミネラルウォーターについて調べると、「飲むだけで健康になれる」「体調が改善する」といった世界各地の湧き水や伝説的な水源の話題を目にすることがあります。

代表的なものとして、以下の水源が挙げられます。

  • メキシコ:トラテコの水
  • フランス:ルルドの水
  • ドイツ:ノルデナウの水

日本国内においても、優れた水質や歴史的背景を持つ天然水や温泉水が数多く存在します。

日本国内で知られる有名な湧き水・名水

日本においては、環境省が選定する名水百選などをはじめ、地域ごとに豊かな湧水が親しまれています。

世界で「奇跡の水」と呼ばれる理由と研究

世界各地の「奇跡の水」と呼ばれる水源には、健康や癒やしを求めて数多くの人々が訪れます。

過去に九州大学などの研究機関において、これらの湧き水に含まれる成分の分析が行われました。その結果、主要なミネラル成分量自体は一般的な湧き水と大きな差が見られなかったものの、微量の活性水素(溶存水素)が含まれている点や、高い酸化還元力(低い酸化還元電位)を示す点が報告され注目を集めました。

活性水素と酸化還元電位の科学的特性

通常、水を電気分解することで陰極側に生成される電解還元水などには、水素分子や活性水素が含まれます。水素は体内の活性酸素と反応する性質について研究が進められている分野ですが、科学的なメカニズムや作用については現在も様々な議論が行われています。

物質としての水素(H)は、通常2つの原子が結びついた水素分子(H₂)として安定して存在します。原子状態のまま存在する活性水素は非常に不安定であり、時間経過や空気への露出、加熱によって速やかに安定した水素分子へと変化します。

また、水の酸化還元力を示す「酸化還元電位(ORP)」の数値は、水中に溶け込んでいる水素の量(溶存水素量)に大きく影響を受けます。

水源地と保存における課題

水素は極めて軽く分子構造が小さいため、容器を透過したり気体として抜け出したりしやすい性質を持っています。そのため、採水直後は低い酸化還元電位(マイナス値)を示していても、時間の経過とともに通常の数値へと戻っていきます。

自然界の「奇跡の水」が持つ特性を十分に享受するためには、基本的には現地・水源地で採水直後の新鮮な状態の水を飲むことが前提となります。

天然の還元特性や非加熱ボトリングによる自然派ミネラルウォーターについて詳しく知りたい方は、以下の個別レビュー記事も併せてご参照ください。

奥長良川の秘水レビュー|非加熱無菌充填パックで味わう天然水

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